繰上返済をしたいが繰上返済をすると銀行の印象が悪くなり今後の融資に良くないと感じているケースがあるようです。
繰上返済をした場合の銀行が抱く印象について銀行員が本音で説明をします。
繰上返済と銀行の印象に関する質問
半年ほど前に取引銀行から3,000万円の運転資金の融資を利用しました。
3,000万円の融資は期間5年で借入をしました。
おかげさまで予想以上に業績が伸びており資金的にも余裕が出るようになっています。
そのため1,000万円を繰上返済したいと考えています。
銀行の担当者の方に繰上返済をしても良いかどうか聞いたところ、構いませんという返事をもらいました。
ただこの返事は銀行の真意と考えて良いのでしょうか。
繰上返済をすると銀行の印象が悪くなく、将来また融資が必要な時にきちんと対応してくれないという情報も入っています。
今は確かに資金的に余裕があるのですが将来のことはわかりませんので、また融資をお願いするようなこともあるかもしれません。
その際、今回の繰上返済のせいで融資が渋られるのも困ります。
繰上返済をする場合の銀行の本音を知りたいです。
繰上返済は銀行の印象を悪くはしない
繰上返済をすると銀行が「せっかく融資をしてやったのに繰上返済するなどなんて勝手なお客なんだ」という心配でしょうか。
結論から申し上げますと繰上返済をしてもまったく構いません。
繰上返済をすると銀行の印象が悪くなるようなことは1つもありません。
繰上返済をすると「融資が減る」と銀行ががっかりすることはあるかもしれませんが、だからといって銀行の印象が悪くなるようなことはまったくありません。
むしろ優良なお客として銀行の評価が高くなるくらいです。
繰上返済をしても銀行の印象が悪くなるようなことは少しもない
将来は将来
将来、再び資金が必要となり銀行からの融資を受けるようなことがあるかもしれませんが、その将来の時に繰上返済が銀行の融資姿勢に悪い影響を与えることもありません。
将来は将来のことであり、その時の融資審査の判断でありその融資審査の際に以前の繰上返済が影響を与えることはありません。
あくまでもその時点の業績や返済能力、融資の資金使途などに基づいて銀行は融資の可否を判断するだけです。
以前の繰上返済は融資の可否判断に影響はありません。
繰上返済が将来の銀行の融資可否判断にマイナスの影響を与えることもない
繰上返済をすると銀行の印象が悪くなりますか?のまとめ
以上、繰上返済と銀行の印象についてまとめますと次のようになります。
まとめ
・むしろ繰上返済は優良な顧客として銀行の評価が高まる
・繰上返済が将来の銀行の融資可否判断にマイナスとなることもまったくない