銀行融資の対象は事業に関する運転資金や設備資金が主なものとなります。
今回の融資のテーマは損害賠償金の支払いのための融資が受けられるかどうかです。
目次
損害賠償金支払いのための融資が受けられるかどうかの質問
中小企業を経営しているものです。
建設業を営んでいます。
今回、工事の過程で事故があり損害賠償金を支払わないといけないことになりました。
支払いを求められている損害賠償金の金額はおよそ1,000万円です。
正直、これだけの金額の損害賠償金を支払えるほど資金繰りに余裕はありません。
そこで損害賠償金支払いのために銀行から融資が受けられるどうかと考えています。
難しいでしょうか?
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損害賠償金支払いのため融資は厳しい
結論から言って損害賠償金支払いのため融資は銀行としてもなかなか難しい融資案件です。
事故の発生というのは事業において発生したものですから事業用と言えば事業用でしょう。
しかし銀行の融資は事業に資する資金を支援するという名目があります。
損害賠償金の支払いというのは事業に資するものではありません。
損害賠償金の支払いのための融資は厳しい
損害賠償金の支払いの銀行の受け止め方
損害賠償金の支払いというのは会社の業績にはマイナスをもたらします。
損益への影響
まずは損益へのマイナスの影響です。
損害賠償金は損失ですからそれだけ利益をマイナスさせることになります。
損害賠償金の支払いにより赤字になることもあるでしょう。
損害賠償金の金額が多いと債務超過に転落してしまうこともあります。
損害賠償金は損失であり赤字や債務超過に転落する可能性がある
資金繰りへの影響
そして資金繰りへの影響です。
融資を受ける受けないの前に損害賠償金の支払いにより資金繰りが持つのかどうかです。
手元の資金量が多くなければ損害賠償金を支払うと完全に資金繰りがショートしてしまう可能性もあります。
損害賠償金の支払いにより資金繰りは根底から悪化する可能性がある
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損害賠償金支払いの融資が受けられる可能性
このように損害賠償金支払いのための融資はなかなか難しい案件です。
銀行から断られても仕方がない案件です。
ただ損害賠償金支払いのための融資が銀行から受けられる可能性があるとすると次の条件が整う場合でしょう。
業績が一時的な悪化に留まる
1つ目は損害賠償金の支払いのために業績が赤字になるとしてもそれが一時的だと考えられる場合です。
それまでは比較的業績は良好であり、今回の損害賠償金の支払ために赤字になってしまうものの、来期以降は再び業績が良好な状態が期待できる状況にある場合です。
業績の悪化が一時的なものであること
資金繰りが当面安定すること
2つ目は損害賠償金の支払いという資金繰りにはマイナスのことがあるものの、融資により当面の資金繰りが安定することです。
融資をしても資金繰りが不安定であれば困難です。
損害賠償金の支払いがあるものの融資により当面、具体的には半年か1年間程度先の資金繰りが安定することが条件となります。
当面の資金繰りが安定すること
損害賠償金支払いのための融資は受けられますか?のまとめ
以上、損害賠償金の支払いのための融資についてまとめますと次のようになります。
まとめ
・損害賠償金の支払いや業績や資金繰りに大きなマイナスをもたらす
・融資が可能としてその場合は業績の悪化が一時的であることと当面の資金繰りが安定が絶対条件