個人の借金

どの借金を優先して返済すべきか

30代男性の借金の悩みです。
まずはこの方の借金の明細を確認しておきます。
借金明細
このようにこの方は現在、3社の消費者金融からの借金があり借金の合計金額は110万円となっています。
毎月の返済額は3社合計で4万円となっており、収入から生活費を使い借金の返済をするとほとんど手元にお金は残らない状態になっています。
預貯金のなくぎりぎりの状態です。
もともとここまで借金が膨らんでしまったのは、月によってはお金が足らない場合に借金にて補填していた繰り返しで現在のような姿になっています。
医療費などの突発的な支出に対する備えがありませんから、そのようなことが起こった時にはまた新たな借金を作ってしまう危険があります。
突発的な支出に耐えられるようにある程度の貯蓄も借金の返済とともに行っていきたいところです。
そのために早く借金を返済したく、どの借金を優先して返済していけばいいのか悩んでいます。
どの借金を優先して返済していくかは大きく2つの考え方があります。

考え方その1 利率の高い借金を優先して返済する

どの借金を優先して返済するかにいくつかの考え方があります。
最初は利率の高い借金から優先して返済する考え方です。
この30代男性の場合、3社の消費者金融からの借金をみてみると消費者金融C社の利率が16.5%と一番高くなっていますから、C社からの借金を優先して返済することになります。
利率の高い借金を優先して返済する考え方は利息を節約するためです。
次の図のように利息の金額は借金の元金の金額と利率によって決まってきます。
利息計算式
利率、つまり金利が高いほど支払う利息金額が大きくなりますからこの借金を優先して返済するというのは利息を節約するうえで有効な考え方です。

考えたその2 返済額が多い借金を優先して返済する

これは返済額が多いものから優先して返済をすることで、後々の返済負担を少なくしていこうという考え方です。
この30代男性の借金が増えてしまった原因はお金にゆとりがないためでした。
突発的な支出に対応するためにある程度の貯蓄を行うには、お金にゆとりがあることが前提となります。
お金にゆとりを持つには収入を増やすか支出を減らすかです。
しかし収入を増やすといっても決して簡単ではありません。
また支出の大きな割合を占める生活費を切り詰めるということも現実にはなかなか難しいことが多いのではないでしょうか?
借金の返済も支出の1つですから、返済額が大きいものを優先して返済をし後々の返済負担を少なくしてお金にゆとりをもたらすというのがこの考え方です。
この30代男性の場合には消費者金融A社からの借金の返済額が毎月2万円と一番大きいですから、まずはこの借金を優先して返済をし完済を目指し2万円のお金のゆとりをもたらすことです。

お勧めの考え方は返済額が多い借金を優先して返済

消費者金融から借金があるということはお金にゆとりがないケースが大半だと思います。
お金のゆとりの無さがまた将来の新たな借金を作ってしまう主な原因です。

ココがポイント

したがって利率が高い低いという観点よりも、まずはお金にゆとりをもたらすことを優先して考えてはいかがでしょうか?
お金にゆとりが出れば新たな借金をさらに作ってしまう危険は低下します。
まずは返済額が大きいものから優先して返済を進め、ゆとりが出来れば金利の高い借金を返済していくことがお勧めです。

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