急な出費などいざという時に強い味方になってくれるカードローン。
20代から50代の幅広い世帯を中心に利用している人は少なくありません。
ところでカードローンには利用限度額が必ず設定されています。
カードローンの利用限度額はどのように決まっているのかをご案内します。
カードローンの利用限度額とは
カードローンには必ず利用限度額が設定されています。
住宅ローンや教育ローンは最初に借りたローンを毎月返済だけ行っていくタイプの借金です。
これに対してカードローンは最初に利用限度額が設定されてその利用限度額の範囲内であれば繰り返し利用できる特徴があります。
つまりカードローンの利用限度額はカードローンが利用できる最高額という意味になります。
カードローンの利用限度額の水準
カードローンの利用限度額は取り扱っている金融会社や使う人によってまちまちですが、おおむね10万円から800万円程度の間で設定されているのが一般的です。
したがって人によってはカードローンの利用限度額が10万円の人もいれば、利用限度額が800万円の人もいます。
このようにカードローンの利用限度額はまちまちですが、ではどのようにしてカードローンの利用限度額が決まっているのでしょうか。
カードローンの利用限度額が決まる要素
人それぞれによって異なるカードローンの利用限度額ですが、これは次の2つの要素で決定されています。
審査
まず1つめは審査です。
カードローンは融資ですから当然に審査があります。
審査項目はいろいろな項目がありますが、主な項目は、
・年収
・勤務先
・勤続年数
・家族構成
・居住の種類
・他社の借入状況
・借入の返済状況
です。
審査項目は人それぞれによって異なりますから設定されるカードローンの利用限度額も異なってくるのです。
総量規制
総量規制はある人が貸金業者から借入することが出来る金額の合計の規制です。
総量規制においては貸金業者から借入することが出来る金額の合計は年収の1/3以下と定められています。
貸金業者からの借入合計額ですから今回のカードローンの利用限度額に他社からの借入を加えた合計額が年収の1/3以下にならなければいけません。
例えば年収が600万円の人のケースで考えてみます。
600万円の1/3は200万円です。
そしてこの人は他社から150万円の借入があるとします。
この状態でこの人がカードローンを100万円で申し込みをしても既に他社から150万円の借入がありますから、カードローンの利用限度額は最大で50万円までとなってしまいます。
まとめ
このようにカードローンの利用限度額は審査と総量規制の2つの要素で決定されています。
カードローンの金利は利用限度額が多いほど低く設定されていますからなるべく大きい利用限度額を設定したいところですが、審査と総量規制で必ずしも希望通りにはいきません。
収入はすぐには増やせないとしてもし手元にお金の余裕があればなるべく他社の借入を返済するようにしましょう。
そうするとカードローンの利用限度額が多くなる可能性が出てきます。