複数のクレジットカードでリボ払いを利用している30代男性のAさん。
浪費癖があり複数のクレジットカードでリボ払いを利用しているとのこと。
リボ払いをカードローンの切り替えて返済をしていった方が良いのかどうかという質問です。
リボ払いの明細
この図はAさんが現在利用しているクレジットカードのリボ払いの状況です。
3社のクレジットカードのリボ払いを利用しておりその合計残高は1,690,000円。
毎月の返済合計額は34,000円になっています。
一般論としてはカードローンに切り替えたほうが良い
一般論としてはクレジットカードのリボ払いはカードローンに切り替えた方が良いと言えます。
カードローンの方が金利が低い
クレジットカードのリボ払いの金利はカード会社によって異なりますがおおむね15%程度です。
これに対してカードローンはクレジットカードのリボ払いの金利よりも一般的には低く設定されています。
カードローンの中にはクレジットカードのリボ払いの金利と同水準あるいはそれ以上のところもありますが、一般的にはカードローンの金利はクレジットカードのリボ払いの金利よりも低く設定されています。
金利が低ければ当然ながら支払う利息額が少なくなりますから、同じ返済をするのであれば利息が少ない方が良いに決まっていますね。
したがってカードローンの金利の方がクレジットカードのリボ払いの金利よりも低ければ切り替えを検討するべきでしょう。
返済負担が少なくなる
基本的に借金の返済額は借金の件数に応じて増えていきます。
現在の返済負担が重くないのであればそれで良いのですが、返済負担が重いと感じているのであればカードローンに切り替えるべきです。
現在のクレジットカードのリボ払い3件をカードローン1件に切り替えることが出来れば、返済額を減らすことができます。
もっとも返済額が減ればそれだけ借金の返済が進まないことになります。
しかし現在、返済負担が重いと感じているということはお金に決して余裕があるとは言えない状態だと思います。
そもそもお金に余裕があればクレジットカードのリボ払いなどは利用しなかったでしょう。
お金に余裕がないからクレジットカードのリボ払いを利用したものと考えます。
返済額が減るということは確かに借金の返済スピードが遅くなってしまいますが、返済額が減ってお金の収支に余裕が出れば新たな借金を作ってしまうリスクは小さくなります。
返済を早くしたいからと無理して返済をしても、急な用向きなどでお金が必要となればまた別の新たな借金を作ってしまう危険があります。
そうなれば借金は減るどころか増加してしまいます。
急がば回れです。
返済額が少なくなり手元にお金の余裕ができれば繰上返済を利用すれば良いのです。
カードローンの切り替えた時の注意点
カードローンというのは一定の利用限度額が設定されています。
そしてカードローンはこの利用限度額までは繰り返し利用できるところに大きな特徴があります。
つまり返済をしてもまたいつでも利用限度額までは借金をすることが可能だということです。
ここは気をつけましょう。
せっかくクレジットカードのリボ払いをカードローンに切り替えて一息入れることができたとしても、安易にカードローンを繰り返し利用してしまえば借金の返済が進みません。
クレジットカードのリボ払いをカードローンに切り替えることができれば、原則として返済に専念しましょう。
本当に真に必要な時以外は極力カードローンを繰り返し利用することは避けましょう。