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銀行融資の基本 融資審査マンの見方

試算表とは 試算表の見方と銀行員の視点

会社の財務状況を示す代表的なものは決算書です。
しかし決算書は年に一度だけ作成するものであり、足元の業績はどうなっているのかはわかりません。
そこで試算表が登場します。

質問

小さな会社を経営しているものです。
銀行に融資を申し込むと、試算表の提出を求められることが少なくありません。
試算表とは何でしょうか。
そして銀行は提出を受けた試算表をどのように利用しているのですか?

試算表とは

冒頭でもご案内をしましたが会社の業績を示す代表的なものは決算書です。
決算書によって過去1年間の売上はどうだったのか、利益は黒字だったのか、赤字だったのかがわかります。
会社の経営において決算書は成績表であり、その成績に基づいて今後どのように会社経営を行っていくのかの検討材料となります。

決算書の欠点

このように決算書は会社の経営状況がわかる代表的な資料なのですが、1つだけ欠点があります。
それは決算書は基本的に年に一度だけ作成するものですから、決算書でわかることはあくまでも過去の状況です。
過去ではなく最近の足元の状況は決算書ではわかりません。

試算表の役割

過去ではなく最近の足元の状況がわかるのが今回の試算表です。
世の中が日々変化しているように会社も日々変化をしているはずです。
変化を確実に捉えないと業績が落ち込んでしまうことすらあります。
試算表は決算書以降の足元の経営状況を示す資料となります。
したがって年に一度だけ決算書を作成するのではなく、定期的に試算表を作成することによりほぼリアルタイムで経営状況を把握することができ、今後の方針等を検討する有効な資料となります。

試算表の作り方

試算表は簡易版の決算書です。
決算書のように貸借対照表や損益計算書を作ることになります。
自社で会計ソフトにて日々の売上や仕入、経費などをこまめに入力しておけばソフトにて簡単に試算表を作成、出力をすることができます。
また会計ソフトを使っていなくても顧問税理士さんにお願いすれば税理士さんの方で試算表は作成してくれます。
試算表の作り方は決して難しいものではないのです。
中小企業の多くは税理士さんに依頼して試算表を作成されています。

試算表に対する銀行の見方

銀行融資の審査において、融資先の業績を判断する材料として最も大切なものはやはり決算書です。
銀行融資の審査は様々な観点から行われますが、その中心を占めるのが決算書の分析です。
決算分析の結果は、次期決算までの銀行の基本的な融資対応方針を決める主要な要素になっています。
一方で繰り返しですが決算書の数字はあくまでも過去の数字です。
例えば3月決算の会社を考えた場合、決算書の示された数字は去年の4月から今年の3月までの成績などを示していることになります。
このような会社から10月に融資の申し込みを受けたとします。
10月という時期は今期決算のスタート時期である4月から半年が経過しています。

試算表で足元の業況を確認

会社は日々、事業活動を行っていますから前期の決算内容から変化している可能性があります。
銀行としては当然ながら前期決算は前期決算として、今期決算はどのような調子なのか気になるところです。
その今期決算の状況を確認するために試算表の提出をお願いをしているのです。
銀行によって異なると思いますが、管理者の勤務する銀行では試算表も決算書と同じようにコンピューターに数字を入力し、過去の決算状況との対比などを行ってその変化状況を注視しています。
試算表がないと足元の業況がわかりませんから、銀行の踏み込んだ融資判断ができません。
試算表は今や中小企業でも必須の経営資料となっています。
ぜひ積極的に試算表を作成し経営管理に役立ててください。

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