銀行融資の基本

リスケの期間

建設業からのリスケ相談

今回の中小企業は年商3億円強の建設業。
当行は運転資金を無担保で50百万円ほど融資をしている。
最新の決算は大幅赤字。
社長からは「このままではやっていけない。会社の体質を大幅に変える試みを今後をやっていく」との説明あり。  
会社の大幅赤字を受け、その社長は会社の体質を大幅に変えるという。
そのためには資金繰りの相当窮屈になる。
ただこれを断行しないと会社の将来はないので、勇気をもって行うと。
ただ資金繰りがきつくなるので、借入の返済は待ってほしいと。
体質を変えるには3年ほどかかる。
これによって利益がきちんと出る体質にしっかりと変える。
 だからこの間、つまり向こう3年間、借入返済を利息のみの支払に猶予してほしいとの申し出あり。

3年のリスケ期間は長すぎる

この会社のように借入返済の猶予を申入れする企業は珍しくありません。
銀行も会社の事業を継続してもらうことを優先して、返済猶予や返済条件の緩和には条件が整えば応じています。
今回の社長の猶予期間は3年ですが、これは銀行としては受け入れられない長さです。
仮に3年間、利息のみの支払に応じた場合、銀行は3年間はこの会社に元本の返済はしなくてよいと約束することになります。
3年間というと会社の状況も変化しています。
良くなることもあれば、逆に今以上に悪くなることも予想されます。
仮に良くなった場合、つまり借入の返済が出来るようになった場合でも、この3年間は銀行は融資の元本返済を受け入れられなくなります。

リスケは1年が目線

リスケに応じる場合、ずばり銀行が認める期間は半年からせいぜい1年間が限度です。
半年から1年間、会社の業績の様子を見て、その後さらにそのリスケを延長する必要があるのか、あるいは元に戻すことができるのかを改めて見極めます。
今回の会社からの申し出は向こう3年間の返済猶予ですが、これは拒絶する方針です。
とりあえず半年間の元本返済猶予で応じる方針でいます。
半年間の実績を見て、さらにリスケを延長する必要があるのか、それとも元のとおりの返済を求めるのかを改めて見直すことで、この会社との交渉を続ける方針でいます。



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