株式投資好きが治らない


2014年09月07日

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融資先について継続的に管理すべき事柄、例えば業績、他行の対応状況、不動産プロジェクトの進捗状況などについて定期的に銀行はチェックをしています。
以前に無担保にてプロパー融資を実施し、現在も融資残高がある取引先があります。
この取引先は業績はそれほど悪くはないのですが、社長宛の貸付金がありこれが年々増加しています。
貸付金の最終使途は株式投資。
直接的にはないにしろ、回りまわって銀行融資が株式投資に向かっていることは資金使途の違反ですし、とにかく返済原資が不安定となります。
この取引先に対する無担保のプロパー融資は運転資金でした。
ところがその翌期の決算書を点検したところ、利益を上回るほどに社長宛の貸付金が増加していました。
こうなるとこの融資は社長宛の貸付金に結果的に使われたものと銀行は考えます。
そして社長宛の貸付金の中身が株式投資であればこれは問題です。
株式投資は値動きの激しい投資です。
値上がりが期待出来る一方で、値下がりにより投資額が割れてしまう危険性があります。
銀行融資はその資金を事業に投入することにより、そこから得られる利益でもって返済するのが原則です。
株式投資は安定的な利益を生み出すものではありません。
損失が発生すれば融資を返済する利益、つまり返済原資がないということになり銀行側から見れば、非常に危険な融資ということになります。

そのため実質は株式投資である社長宛の貸付金の動向について銀行は定期的に管理をすることになります。
少しずつでも減っていれば良いのですが、逆に増えているようでは話になりません。
この取引先については何度も社長宛の貸付金を一括が無理なら、毎月きちんと減らすように、つまり取引先側から見れば社長から貸付金を毎月きちんと回収するよう言いこんできました。
ところが結果は減るどころか、社長宛の貸付金は逆に増えているのです。
社長はよほどの株式投資好きのようです。
このような社長が主宰する取引先に追加融資の要請があっても、それがまた社長宛の貸付金を通じて株式投資に回る可能性が高いと判断出来ます。
このような取引先には安心して融資など出来ないのです。






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