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銀行融資審査はここを見ている その7雑資産の水準

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貸借対照表の資産の部において現預金や売掛金、在庫などの事業に直接かかわる項目の他に、貸付金や投資といった事業には直接には関わり合いのない資産が計上されていることがあります。
事業に直接関わり合いのない項目を雑資産と便宜的に呼んでいますが、これらがあることによってすべてがダメということではないですが、その金額は多い場合には銀行融資の審査は非常にハードルがあがります。
その理由は大きく2つです。
まず1つめは雑資産の多い会社は資金繰りはタイトな傾向にあるからです。
雑資産というのは直接事業に関わり合いのないことに加えて、現金化の可能性が少ないもしくはないと言えるからです。
例えばゴルフ会員権を例にして考えてみます。
ゴルフ会員権というのは売却しなければ現金化することはありません。
そのためこのゴルフ会員権を購入するために費やした資金は固定化することになり、その分だけその会社の資金繰りに負担が発生しているわけです。
雑資産はゴルフ会員権の例のように資金が固定化する性質があり、その水準が多ければ多いほど資金繰りを圧迫することになります。

2つめは銀行融資はこれら雑資産に投資される懸念があることです。
銀行融資は運転資金や設備資金など事業に関わりのある資金需要に充当されることを前提としています。
ところが雑資産が多い会社宛の融資は銀行融資がこれら雑資産に投資に流用される懸念があります。
さきほどのゴルフ会員権を例にして考えてみますと、ゴルフ会員権そのものは収益を生み出すものではありません。
銀行融資は事業によって得た利益が返済原資となります。
ところがゴルフ会員権のような雑資産は利益を生み出すことはなく、銀行融資の返済原資がありません。
したがって返済をしてもらうことを大前提としている銀行融資にとっては非常に危険が高いことになります。

以上上記2つの大きな理由から雑資産が多いと銀行融資の審査は非常にハードルが高くなります。



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