低金利の取引は長続きしない

ホーム銀行とのつきあい方>低金利の取引は長続きしない

ある食品卸会社との取引の例です。
この会社は海外から日本向けに果物類の輸入卸販売を行なっています
最近この会社はより輸入代金の決済資金として融資の相談がありました。
銀行にこの案件を持ち帰って融資可否および金利などの条件面について検討しました。
この会社との取引は決して厚い状態ではなく、既存の融資取引の他はたまに輸入の貿易取引がある程度で決して銀行から見た採算が十分とは言えない状態でした。
過去の当社との交渉記録を見ていると歴代の取引担当者も取引の拡大に苦労している状態を伺い知ることが出来ました。
当社に今回の案件につき正式な条件提示をする前に貿易取引の拡大などを申し入れしましたが、はっきりとした返事はいただけない状態でした。

最終的に当社の業績や既存の融資利率を参考にして、既存の融資利率よりも0.1%低い利率を提示することになりました。
提示してから数日後に当社より連絡があり、他の銀行が当行が提示した利率よりも0.8%低い利率を提示したとのことでした。
その他の銀行というのは当社とは現在は取引がなく、新規の取引勧誘を受けている銀行とのことでした。
他の銀行の条件提示を受けて当行内で善後策を協議しましたが、過去の当社との長い交渉状況を考えると、今後も取引の拡大が具体的に見込めるものではなかったこともあり、結果として前回提示した利率よりも0.3%低い利率を最終的に提示することになりました。
他の銀行対比、0.5%高い利率でした。
これでだめなら無理して今回の融資案件を取り込む必要はないとの判断です。





そしてその結果、当社は他の銀行から今回の融資を受けることになりました。
当社に対しては過去の当行との長い取引歴も考えて判断してほしいと申し入れをしていましたが、当社はあくまでも0.5%という利率差にて融資を受ける先を決定したのです。

今回の当社との交渉経緯を銀行は記録に残しています。
今後、別の担当者が対応することになっても今回の交渉内容を参考にすることでしょう。
銀行は融資先の資金繰りに一定の責任を負っている一方で、収益も求めています。
その上で取引先との長い取引をお互いの信頼のもとに求めています。
残念ながら今回の会社は過去の当行との取引履歴よりも目先の金利で取引を決定してしまいました。
このような会社はに対しては銀行は長い安定した取引は期待薄と考えて、当社が今後本当に資金繰り上で融資が必要となっても、踏み込んだ支援は難しくなるでしょう。
銀行との取引は金利だけではないということを少しは理解していただきたかったです。





◆事業資金のご案内

ビジネクスト
原則無担保・保証人なしで最大1,000万円

オーナーズ セレクト カード
経営者・自営業者向けのカードローン


◆銀行員が選んだカードローン

イオン銀行
イオン銀行のカードローン 限度額最大800万円 利率3.8%~13.8%

モビット
限度額500万円 利率4.8~18.0%