資料の提出に時間がかかる

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化粧品の製造会社からの運転資金申込時のことです。
運転資金融資の申し込みがあり、検討資料として足許の業況確認の意味で直近の試算表と取引銀行別の借入と預金残高の資料の提出をお願いしました。
会社側からは提出は行うが半月ほどの時間がかかるとの回答でした。
提出はいただけるということですのでそれは良いのですが、半月の時間がかかるというところが多少引っかかります。
提出に時間がかかることに対する銀行の受け止め方は次のとおりです。

まず試算表の提出に時間がかかる点。
業績確認をきちんとしている会社は試算表の提出をお願いすれば即日、あるいは翌日には提出を受けています。
手許に試算表がありますからすぐに提出出来るということです。
ところが提出に半年もかかるということは試算表を作成していないのではないかと銀行は考えます。
試算表を作成していないということはその会社は業績管理を税理士任せで自社自身では行なっていないことが考えられます。
こういった会社にはどうしても安心して融資を積極的に行うことにはブレーキがかかります。





次に銀行別の借入と預金残高の資料の提出が遅れること。
これは資金繰りの管理が弱いことが想像されます。
資金繰りの管理をしっかりとしている会社は日々の預金残高を把握していますし、借入残高は返済日毎に更新しているものです。
こういった資料が半月かからないと提出出来ないということは色々な理由はあるにせよ、やはり資金繰り管理が弱いことが想像されます。
こういった会社に対しても銀行は積極的に融資提案を行うことにはブレーキがかかってしまいます。

今回の事例の2点の資料は足許の業績確認と資金繰り管理に直結することです。
何も銀行から融資を受けるからということではなく、会社の運営においてはもっとも重要な事柄のはずです。
銀行は資料の提出をお願いしてそれがどのくらいの時間で提出がされるのかも、その会社の実態把握の点で参考としています。





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