飲食業に過度な運転資金融資は困難です

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高級寿司店を営む会社から5、000万円程度の運転資金の申し込みを受けました。
最近、飲食業から運転資金融資の相談を受けることが多いです。
しかし他の記事でもご案内しているように飲食業に対する銀行の運転資金融資の姿勢は厳しいのです。
なぜなら飲食業は基本的に掛けで売上が発生することがありません。
掛けで売上が発生しないということは運転資金が必要ではないということなのです。
運転資金というのは売上が回収になるまでのつなぎ資金です。
ところが飲食業は売上の発生と同時に現金にて回収出来ることが大半ですから、運転資金がそもそも不要な事業形態なのです。

それにもかかわらず運転資金が必要になってくるというのは、実は売上回収までのつなぎが要因ではなく、別のところに要因があります。
その別のところというのはずばり赤字だからです。
ずばり赤字だからと言い切ることはややオーバーからもしれませんが、ほとんどケースは赤字のために資金不足に陥り、そのために運転資金融資の相談につながっているのです。
冒頭の例の高級寿司店の会社から5、000万円の運転資金融資の相談がありますが、これも実は売上不振により赤字状態に陥っており、従業員の給与や店舗の家賃、材料の仕入れなどのために資金繰りがタイトになってきたために、今回の融資相談になったのです。

つまり銀行から見れば飲食業宛の運転資金は実は赤字の補填資金であるために返済可能性が低い融資案件なのです。
返済可能性が低いわけですから、当然銀行は融資に後ろ向きとなり審査のハードルは極めて高いものとなるのです。
担保という保全があれば別ですが、無担保での融資は対応するとしても必要最低限のものに限られます。
今回の5、000万円の融資相談は担保があれば別ですが、無担保ではとても対応出来ない規模の金額です。
今後の業績改善の見通しがしっかり持てない限り、十分な融資を銀行から受けることは極めて困難です。

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