銀行融資審査マニュアル34 設備投資の目的別の審査の考え方

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設備投資はその目的において1.能力増強に関わるもの 2.新規事業に関わるもの 3.合理化に関するもの 4.維持・補修に関わるものに大きく分類することが出来ます。
銀行融資の審査は設備投資の目的別にポイントが異なってきます。

設備増設など能力増強に関わる設備投資の銀行融資審査ポイント

設備を増設し生産能力を強化することは企業の成長にはプラスに働くはずです。
しかしどれだけ生産設備を増強しても、実際に設備を動かす人員が確保出来る見通しがなかったり、設備を使いこなせる技術力などが備わっていなければ、せっかく生産設備を増強しても企業の製造力の強化にはつながりません。
したがって銀行融資の審査においては設備増強に向けた体制の整備が図れているのかどうかを検証します。

また融資先の生産設備の増強を検討している場合には、同業他社も同じようなことを検討しているケースが少なくありません。
このような場合にはせっかく生産設備を増強し製造量の増加が実現しても、他社も製造量の増加を実現し、市場全体では供給過剰となり、その結果単価の減少などの要因で収益力が低下してしまうことも考えられます。
したがって生産設備増強後の市場の需給見通しの検証も審査の大切なポイントなります。

新規事業に関わる設備投資の銀行融資審査ポイント

既存の事業とは別の新規事業への進出は従来の販売先が変わる場合が多く、企業体質の変化を招きます。
したがって計画の妥当性と計画の実現可能性の検証が審査の大きなポイントになります。

合理化に関わる設備投資の銀行融資審査ポイント

従来の設備が老朽化し効率が落ちてきたための更新投資や従来は人手に頼っていた工程を機械化するための設備投資などです。
この類の設備投資は効率性や生産性を高めるためのものであって、直接的には売上の増加にはつながりません。

したがって合理化に関わる設備投資の狙いは利益率の上昇にあると言えますから、銀行融資の審査においても利益率の向上にどれだけ寄与し、全体の収益力を高めることが出来るのかの検証がポイントとなります。

維持・補修に関わる設備投資の銀行融資審査ポイント

壊れた機械の修理・買い替えや環境面に対応するための投資、従業員用の寮の建設などです。
これらの設備投資は企業の売上や収益力の強化に直接には影響を与えません。
したがって現在の企業体力対比過大なものであれば、将来の負担を増加させるだけです。
銀行融資の審査においても企業体力対比とのバランスの検証がポイントとなります。

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