資金繰りにおいては当面は今だけが足らない、うまくいかないということが少なくないと思います。
資金繰りが今だけうまく行かない場合の銀行融資の利用の仕方を説明します。
目次
資金繰りうまくいかないことに関する質問
小さな建築業を個人で営んでいます。
来月末には受注代金が入金となり資金繰りが落ち着くのですが、今が材料費や職人への給与支払いなどで資金繰りが苦しくうまくいかない状態になっています。
つきあいのある信金で融資の相談に行こうかと思っていますが、以前断られたこともあり心配をしています。
来月末までの売上代金が入金になるまでの間で良いので融資を受けたいと考えています。
何か参考になることがあれば教えてください。
売上代金回収までのつなぎ資金
今回の質問のように来月末の入金までの資金繰りがうまくいかない状態を乗り越えるためにはつなぎ資金融資の相談がおすすめです。
つなぎ資金とは
つなぎ資金とは文字通り、資金繰りをつなぐための融資です。
来月末までの資金繰りをつなぐためにつなぎ資金という融資方法があります。
銀行につなぎ資金融資を申し込む場合には次の2つの書類の準備をお願いします。
つなぎ資金融資の申し込み方法
つなぎ資金の融資には入金となる受注工事の契約書類を用意してください。
この契約書類にて来月末には売上代金が入金となることを銀行等に説明をするのです。
そして足元から売上代金の入金月以降の、最低限6ヶ月の資金繰り表を準備をしてください。
つなぎ資金融資の検討にあたって銀行が嫌がることと言えば、一旦は売上代金の入金で資金繰りがうまくいかない状態が克服されるものの、またすぐに資金繰りがうまくいかない状態になってしまうことです。
つなぎ融資申し込み時にあった方が良い書類
・今後の資金繰り表
つなぎ資金融資は少しだけ審査ハードルが低い
銀行からしてつなぎ融資は相対的に審査ハードルが低いです。
そのため一般的に融資の申し込みをして難しい場合にはつなぎ資金融資の形態にて相談することを検討してみてください。
翌月末までの資金繰りがうまくいかないのまとめ
以上、翌月末の資金繰りがうまくいかない場合の銀行への融資申し込み方法をまとめますと次のようになります。
まとめ
・そして向こう半年間程度の資金繰りの予定表を作成する
・今回の融資で当面の資金繰りが安定することが大切
・つなぎ資金融資は通常の融資よりは審査ハードルが低い傾向