減価償却費と銀行の融資審査について

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◆質問

債務償還能力と、償却費を抑えた又は計上しない場合の実質利益については承知しております。
償却費を抑えて黒字にしても意味がないと。
ただ、7年ほど前は赤字だったけど、その後業績は回復しているケースで、税務上の繰越欠損金が7年で切り捨てになってしまうため、節税のために減価償却費をゼロにして使い切ってしまいたいというときがあります。

また、建設業の会社において、公共工事入札のための経営審査の点数を良くしたいために償却費を抑えたいというときがあります。
償却前利益は償却費を計上しようがしまいが同じなのだから、それを承知した上でなら償却費を計上しなくても問題ないのでしょうか?
つまり、「償却費を計上していない」という一事で、具体的に審査の点数が下がったり格付けが下がったりするのでしょうか?

表面上の利益から実質的な利益に減らされる以外に、別途点数が下がるのかどうか、というところが知りたいと常々思っています。
以上よろしくお願い申し上げます。

◆回答

償却不足があるという一点だけで、審査の可否は決まりません。
また償却不足が格付決定の具体的な「点数」に反映するかどうかは、断定出来ません。

ご存じのとおり、財務面の格付はさまざまな指標をベースに決定されています。
償却不足が格付決定の「点数」にどう影響するかは、指標が多すぎて正直わかりかねます。

ただし確定的に言えることは、銀行融資での審査は表面的な決算書の数字だけで判断はしておらず、実質的な数字にて判断をしているということです。
たとえば償却不足がある場合、きちんと計上した場合には財務内容はどうなるのかを整理して判断しているということです。

償却不足について言えば、審査上はマイナスに働きます。
その理由としては、
・そもそも償却対象の資産があれば、毎期償却計上するのが原則であること
・償却をしない、あるいは過小に実施するのは、往々にして利益調整の目的があること
です。

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