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資金繰り

運転資金は月商との比較で考えるとわかりやすい

運転資金がいくら必要なのかを把握しておくことは資金繰りを安定させるうえで重要なことです。
運転資金がいくら必要なのかは金額で把握するよりも月商との比較で把握するとわかりやすいと思います。
月商の何倍の運転資金が必要かという理解です。

運転資金の重要性

運転資金とは仕入代金の支払いや従業員への給与などの経費の支払に備えて常時確保しておく必要があります。
もし運転資金が足らない事態になれば、仕入代を支払えない、従業員に給与が支払えないといった事態になります。
仕入代の支払ができなくなればもう今後仕入をすることは難しくなるでしょう。
従業員に給与が支払えなくなれば従業員は辞めていくでしょう。
このように運転資金が足らなくなれば、もうその時点で事業を継続することは難しくなります。
事業を継続することができない、つまり倒産ということです。
したがって運転資金は絶対に確保しておかなければならない極めて重要な事柄です。
そのため日頃から運転資金がいくら必要なのかを知っておくことはとても大切なことです。

運転資金が不足すればその時点で事業は破綻する

運転資金を月商との比較で把握する

運転資金がいくら必要なのかを知るうえでもっともわかりやすいのは月商との比較で把握することです。
つまり月商の何倍の運転資金が必要なのかということです。
これは実は簡単に知ることができます。

運転資金の計算式

運転資金の計算式は大きく2つあるのですが、月商との比較で理解しやすい運転資金の計算式は次のとおりです。
立替期間

回転期間とは

この運転資金の計算式をご覧いただくと【売掛債権回転期間】【棚卸資産回転期間】【買掛債務回転期間】とそれぞれ回転期間という文字が含まれています。
この回転期間とはいずれも月商の何倍かを示しているものです。
例えば売掛債権回転期間が3ヶ月だとするとそれは月商の3倍だということです。
棚卸資産回転期間や買掛債務回転期間もそれぞれ月商の何倍かを示しているものです。

回転期間とは月商の何倍かで示すことができる

回転期間の求め方

では回転期間はどのように求めるかですが、これは実に簡単です。
手元に決算書があれば簡単に計算することができます。
まず決算書の貸借対照表を見てください。
そこに売掛金と受取手形の記載があります。
売掛債権とは売掛金と受取手形の合計額です。
例として売掛債権が1,500万円だとします。
今度は決算書の損益計算書を見てください。
売上高を12(ヶ月)で割ったものが月商です。
例として売上高が6,000万円だとするとそれを12で割った500万円が月商ということになります。
さきほど売掛債権の金額が1,500万円でした。
それを月商の500万円であると3ヶ月となります。
つまり売掛債権回転期間は3ヶ月だということです。
これは売掛債権が月商の3倍あるということです。
棚卸資産は商品や製品、仕掛品、原材料の合計額です。
買掛債務は買掛金と支払手形の合計額です。
それぞれを月商で割ることにより棚卸資産回転期間と買掛債務回転期間を求めることができます。

回転期間は月商で割ることで簡単に求めることができる

立替期間とは

立替期間とはさきほどの計算式にあるように【売掛債権回転期間+棚卸資産回転期間-買掛債務回転期間】のことです。
立替期間とは月商の何倍の資金を立替しているかを示すものです。
仮に立替期間が2ヶ月だとすると月商の2倍の資金の立替が必要だということです。
そして必要な運転資金はこの立替期間に月商を掛けることで求めることができます。
さきほどの例の月商が500万円だとすると運転資金は2ヶ月×500万円で1,000万円ということになります。
これは月商の2倍の運転資金が必要だということです。

運転資金は月商との比較で考えるとわかりやすいのまとめ

以上、運転資金を月商との比較で把握することをまとめますと次のようになります

まとめ

・回転期間とは月商の何倍の売掛債権や棚卸資産、買掛債務があるかということ
・【売掛債権回転期間+棚卸資産回転期間-買掛債務回転期間】で立替期間を求めることができる
・立替期間とは月商の何倍の資金が必要かということ
・そして立替期間に月商を掛けることで必要な運転資金が計算できる
・つまり月商の何倍の運転資金が必要かを把握することができる

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