一般的に融資の借入先は銀行や信用金庫などが中心となっていますが、世の中に信販会社や消費者金融会社が提供しているビジネスローンがあります。
ビジネスローンは銀行などの融資に比べると金利が高いのが難点ですが、資金繰りの改善には銀行融資と同様の効果があります。
ここではビジネスローンのメリットについて説明をします。
目次
ビジネスローンのメリットその1 銀行より審査ハードルが低い
ビジネスローンのメリットの1つ目は銀行よりも融資の審査ハードルが低いということです。
もちろんビジネスローンを利用するには審査がありますから、この審査に通らないことはあります。
ただしその審査の難易度は銀行に比べるとビジネスローンの方が低くなっています。
そのため銀行の融資は審査が通らなかったが、ビジネスローンの審査には通ったという例はいくらでもあります。
ビジネスローンの審査ハードルは銀行よりも低い
ビジネスローンのメリットその2 審査日数が短い
銀行の審査日数はどれだけ早くても1週間はかかります。
初めての融資申し込みであると1ヶ月以上がかかります。
急ぎの融資にはとても間に合いません。
これに比べてビジネスローンの審査に要する日数ははるかに短いと言えます。
即日融資から2,3日程度でビジネスローンが実行されることが少なくありません。
資金繰りというのは待ったなしです。
今月末には売上代金の入金があるにしても、この数日内の資金繰りがショートしてしまえばその時点で破綻・倒産です。
これが現実です。
したがって1日たりとも資金繰りをショットさせることは絶対に避けなければなりません。
ビジネスローンの審査日数は銀行よりもはるかに短いですから、急な資金繰り事情ではビジネスローンは大きな武器となります。
ビジネスローンの審査日数は銀行よりもはるかに短い
ビジネスローンの高い金利への対応方法
以上、ビジネスローンの大きな2つのメリットを説明しましたが、一方でビジネスローンは銀行に比べると金利が相当に高いというのが難点です。
では仕方がないのかいえばそうではありません。
ビジネスローンの利用方法を工夫することで金利負担を軽減することができます。
金利は借入日数に応じて発生する
銀行の金利もビジネスローンの金利も同じで、金利は借入日数に応じて発生します。
次の比較をご覧ください。
融資金額1,000万円・金利15%の例です。
借入日数による金利の違い
・1ヶ月利用した場合の金利 →1,000万円×15%×1/12=125,000円
150万円と125,000円。
かなりの違いではないでしょうか。
同じ15%の金利であっても借入日数によってこれだけの違いになるのです。
借入日数が短いほど実際に支払う金利は少なくなる
ビジネスローンを短期つなぎ資金で利用する
資金繰りがずっとショートしそうだという状態は少なく、資金繰りは一時的に一定期間だけ苦しくなることが多いはずです。
次の売上代金が入ってくれば資金繰りは大丈夫なのだが、それまでの資金繰りが苦しいといった感じです。
であればビジネスローンを次の売上代金が入ってくるまでの短期つなぎ資金として利用するのであれば、借入日数も短くすることができますから金利負担を軽減することができます。
ビジネスローンは短期つなぎ資金で利用するというのがビジネスローンの賢い利用の仕方です。
ビジネスローンは短期つなぎ資金で利用する
ビジネスローン利用による資金繰りの改善のまとめ
以上、ビジネスローンを利用した資金繰りの改善についてまとめますと次のようになります。
まとめ
・ビジネスローンの審査日数は銀行よりもはるかに短い
・ただしビジネスローンは金利が高い
・金利は借入した日数に応じて発生する
・ビジネスローンを短期つなぎ資金で利用すれば借入日数を短くすることができ、金利負担も軽減される