融資が必要で銀行に融資の申し込みを行ったがなかなか銀行から返答がないという経験はないでしょうか。
資金が必要な日までもう時間があまりない中で銀行から融資の返答がないと非常に困ると思います。
銀行から融資の返答がない場合の対応方法について融資担当の銀行員が説明をします。
目次
銀行から融資の返答がない場合の対応方法
銀行から融資の返答がない場合の対応方法について融資担当銀行員の回答は次の通りです。
融資担当銀行員の回答
・融資担当者が不在の場合には上司に連絡をする
・希望日までに融資が出ないと資金繰りが行き詰まると明確に銀行に伝える
・融資申し込み時に融資希望日を明確に伝える
融資申し込み時に融資希望日を明確に伝える
まず重要なことは融資を銀行に相談する際に必ず融資希望日を明確に伝えるということです。
融資希望日を伝えない場合、銀行から希望がいつなのかの質問を受けると思いますが、銀行の担当者によっては融資希望日の確認を漏らすことも考えられます。
融資希望日を伝えないと後回しにされることがある
現実問題としては銀行の融資担当者は複数の融資案件を抱えています。
また融資が間に合わないと融資先の資金繰りが行き詰まり倒産してしまうことも銀行の融資担当者は気にかけています。
そのため自然に融資希望日が近いものを優先して審査などの融資手続きを行う傾向があります。
ましてや融資希望日を伝えないと銀行の担当者は都合の良いように「特に急ぎではない」と勝手に決めつけてしまうこともあります。
後回しにされないように、放置されないように必ず融資申し込み時に融資希望日を明確に伝えることがとても重要です。
融資希望日を伝えないと手続きが後回しにされたり放置されてしまう危険がある
融資希望日は早すぎてもいけない
では銀行に伝える融資希望日は早いほど良いのかと言えばそうでもありません。
例えば3日後に融資が必要だと伝えても3日後に銀行が融資を行うことはそれは無理です。
1週間後でも無理です。
そのような早い融資希望日を伝えるとその場で銀行から「間に合いません」「無理です」という返答が来るだけです。
最短でも2週間後を融資希望日としてください。
融資希望日は早すぎると断れるだけ。最短でも2週間後。
銀行からの返答期日を設けること
融資希望日を伝えることと同時に銀行にはいつまでに審査の途中経過の返答を要請しておきましょう。
融資の申し込みをして審査に通らないケースもあります。
そのような場合には別途資金調達を手段を検討しなければなりません。
そのため融資の申し込み時に途中経過の返答を銀行に求めることは自然なことです。
例えば融資の申し込みをしてその1週間後に状況の返答をしてほしいと銀行に伝えておきましょう。
融資の検討条項について途中経過を返答するように銀行に要請しておく
銀行から融資の返答がない場合
融資希望日を伝えてある、検討状況の返答を要請してある。
それにも関わらず銀行から返答がない場合には、銀行に連絡をしてください。
まずは担当者に連絡をすることになると思いますが、不在で折り返しの返答がないといった場合には上司に電話をつないでもらい返答がないことを伝えてください。
銀行というところはお客さんから返答がないといった連絡に対して非常に敏感に反応する傾向があります。
遠慮をする必要はありません。
遠慮をして資金繰りが行き詰まれば元の子もありません。
迷わず銀行に返答がないことを伝えてください。
銀行から融資の返答がない場合のまとめ
以上、銀行から融資の返答がない場合の対応方法についてまとめますと次のようになります。
まとめ
・担当者が不在の場合にはその上司に融資の返答がないことをきちんと伝える
・融資申し込み時には融資希望日を明確に伝えておくこと
・さらに融資の検討状況について中間の返答をするように銀行に依頼をしておくこと