借金の返済額が借金の件数による
借金の返済の困っている場合のほとんどが借金の件数が増えて返済額が膨らんでいることに原因があります。
借金を作ってしまったことを悔やんでも仕方がありません。
大切なことは借金を減らしていくことです。
しかし最初は返せると考えていた借金がきつくなり、その返済のためにまた別の借金を作ってしまう・・・。
この悪循環で借金がいくつも増えて返済しきれないほどに借金が膨らんでしまうのです。
借金の返済額は借金の件数が増えるについて増加していくことをまず押さえてください。
上の図はある20代男性が抱えている借金の明細です。
最初は消費者金融Aだけの借金だったのですが、そのうち消費者金融Bより新たな借金を行い、返済が増えてきてお金が苦しくなってきたために3件目となる消費者金融Cからも借金を利用するようになりました。
最初は毎月の返済額が1万円であったものが、現在では3万円と最初の3倍の金額に増えています。
借金の返済額を減らす
まずはこの20代男性の現在の収支状況を見てみましょう。
③の収入200千円から生活費⑱174千円を差し引いた残りは⑲の26千円です。
ここから借金の返済額が㉒の30千円ですから足りません。
月によっては友人等のつきあいから出費が増えることもあるでしょう。
ますますお金が足りなくなります。
それを補うために4つめの借金を作ってしまうかもしれません。
現在毎月30千円の借金返済額を減らして、とにかく毎月の収支が赤字にならないようにすることが重要です。
おまとめローンで借金の件数を減らす
ではどのようにして借金の件数を減らすかが難しいところです。
親族などの援助で借金を減らすことが出来れば良いですが、それが出来ない方も少なくないと思います。
自力で借金の件数を減らすには借換ローンとかおまとめローンなどと呼ばれているローンを利用する方法があります。
借換ローンとかおまとめローンは複数の借金を1つにまとめるための商品です。
銀行やカード会社、消費者金融会社などが取り扱っています。
では、借換ローンやおまとめローンに切り替えることによってどれくらい返済額が減るのでしょうか?
一概には言えないのですが、例えば110万円の借金を抱えているこの20代男性の方の場合にはおよそおまとめローンに切り替えることによって毎月の返済額は20千円になりました。
現在が30千円ですから10千円の返済額が減ることになりました。
もう一度、この男性の収支状況を見てみましょう。
それまで毎月4千円(図の㉓の部分)が不足しているお金の額です。
借金の返済額10千円減少することでお金の不足はなくなります。
お金の不足がなくなれば、もう返済のため、あるいは不足を補うために新たな借金をする必要がなくなります。
着実に借金が減っていく状況になる訳です。
借換ローンやおまとめローンを使って毎月の借金の返済額が減少し、もう新たな借金をする必要がなくなるのであればぜひ検討してみましょう。 毎月の借金返済のためにお金が足りないのであれば、いわゆる借金地獄から逃れることは絶対に出来ません。 借換ローンやおまとめローンによって借金の件数を減らす、これが借金地獄に陥らない手立ての有力な1つです。