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銀行融資の基本

証書貸付と当座貸越の違い

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証書貸付と当座貸越はいずれも銀行の代表的な融資形態です。
今回は証書貸付と当座貸越の特徴や違いについて整理をします。
融資担当の銀行員が説明をします。

証書貸付とは

最初に証書貸付について説明をします。

証書貸付は金銭消費貸借契約書を差し入れる

証書貸付と証書とは金銭消費貸借契約書のことです。
銀行から融資を受ける際には銀行に融資を受けることの契約書類の提出が必要です。
この契約書類として金銭消費貸借契約書を銀行に差し入れて融資を受ける形態が証書貸付と呼ばれているものです。

証書貸付とは銀行に金銭消費貸借契約書を差し入れることで融資を受けること

証書貸付は長期融資

銀行の融資をその融資期間で区分けをすると短期融資と長期融資に分けることができます。
融資期間が1年以下のものが短期融資、融資期間が1年超のものが長期融資です。
そして証書貸付は長期融資に用いられます。
もちろん短期融資にも証書貸付を用いることはできますが、短期融資では手形貸付がよく用いられます。
そのため長期融資と言えば証書貸付と考えて差し支えがありません。

証書貸付は融資期間が1年超に長期融資に利用される

なぜ長期融資に証書貸付が用いられるのか?

それではなぜ長期融資には証書貸付が用いられるのでしょうか?
それは長期融資に証書貸付が便利だからです。
長期融資の場合には一般的に返済方法は分割返済となります。
毎月の分割返済とか、3ヶ月毎の分割返済といった具合です。
銀行の融資においては融資の返済条件を明確にしておく必要があります。
証書貸付の書類である金銭消費貸借契約書にはその返済条件を詳細に記載をすることができます。
この融資事務の都合もあり長期融資には証書貸付が用いられるのです。

証書貸付の資金使途

銀行から融資を受けるにはその資金使途を明確にしなければなりません。
銀行の融資の資金使途の代表的なものは運転資金と設備資金になります。
そして証書貸付の融資は運転資金にも設備資金にも幅広く用いられています。

証書貸付の資金使途は運転資金と設備資金

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当座貸越とは

次に当座貸越について説明をします。

当座貸越とは極度融資

当座貸越とは一定の融資枠が設けられており、その融資枠の範囲内で繰り返し融資が受けられる特徴があります。
一定の融資枠が設けられている融資を極度融資などと呼んでいます。
例えば当座貸越の極度が5,000万円であれば、この5,000万円の範囲内で事業者は融資が受けられます。
現在、当座貸越を2,000万円利用している状態であれば、極度5,000万円との差額の3,000万円は追加で融資を利用することができます。

当座貸越の形態

当座貸越の形態には大きく2つがあります。

当座預金を利用する形態

当座預金を保有している場合、その当座預金において極度枠まで残高がマイナスになることを認めることで当座貸越の融資を行う形態です。
通常、当座預金に限らず、預金残高がマイナスになることはあり得ないことですが、当座預金を利用した当座貸越では極度枠まで当座預金の残高がマイナスになることを許容します。
小切手を利用して当座預金の残高がマイナスとなってもいわゆる不渡りではなく、自動的に当座貸越の融資を利用することになります。
利用者にとっては当座預金を利用した当座貸越の融資は非常に利便性が高いものとなります。

融資専用の当座貸越の形態

もう1つの当座貸越の形態は当座預金ではなく、融資専用の当座預金の類のものを設けて利用するタイプです。
当座預金のようないわゆる預金口座を利用するのではなく、融資だけに利用が限定されている形式的な当座預金のようなものを設けて利用するものです。
当座預金ではなく普通預金しか持っていない事業者でも利用ができるタイプです。

当座貸越の契約期間は最長で1年

当座貸越の利用においてはあらかじめ極度額などを定めた契約を銀行と締結する必要がありますが、その契約期間は最長で1年です。
利用者は当座貸越の極度額の範囲内、かつ契約期間の範囲内において原則として自由に融資が利用できることとなります。

当座貸越の資金使途

当座貸越の資金使途は運転資金と考えてください。
当座貸越の融資は一時的な資金需要に対応することを前提としています。
一時的な資金需要の代表的なものと言えば運転資金です。
そのため銀行の融資の実務上においては当座貸越の融資は運転資金の融資に利用がされます。

当座貸越の資金使途は運転資金

証書貸付と当座貸越の違い

それでは証書貸付と当座貸越の違いについて説明をします。

証書貸付の融資は返済をするだけ

証書貸付の融資は融資が実行された後は、契約にしたがって毎月や3ヶ月毎などに決められた金額を返済していくだけです。
返済が進んだからといって追加の融資は利用することができません。
とにかく証書貸付は融資後は返済をしていくだけです。

証書貸付は融資後はひたすら返済だけを行う

当座貸越は追加融資が利用できる

証書貸付とは違い、当座貸越はさきほども説明をしましたようにあらかじめ極度と呼ばれる融資限度額が設定されています。
そのため利用残高が融資限度額未満であれば、融資限度額までは追加利用、つまり融資を受けることができます。
当座貸越は融資後は返済だけではなく、追加融資を受けることができることが証書貸付との大きな違いです。

当座貸越は返済だけではなく追加利用もできる

証書貸付は期限の利益が長い

証書貸付は当座貸越にくらべて期限の利益が長いです。

期限の利益とは

期限の利益とは融資の期限までは融資を利用することができるという借り手側の利益です。
例えば証書貸付の融資期間が5年であれば、借り手側は5年間は融資を借りられるというのが期限の利益です。
当座貸越の場合にはその当座貸越の契約期間は最長でも1年です。
つまり期限の利益は最長でも1年しかないということです。
1年が経過すれば借り手側は融資を返済しなければなりません。
借り手側の資金繰りの安定から考えれば、当然に期限の利益は長い方が有利です。

証書貸付は分割返済・当座貸越は一括返済

証書貸付の返済方法は一般的に分割返済です。
これに対して当座貸越の返済方法は一般的に期限一括返済です。

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銀行の本音

銀行の本音からすれば当座貸越はあまり取り扱いをしたくはありません。
なぜなら当座貸越は極度額の範囲内であれば原則としていつでも利用をすることができます。
銀行からすればいつでも融資に応じなければならないということになります。
そして返済方法は一括返済が一般的です。
証書貸付であれば毎月といったように融資を回収することができますが、当座貸越では期限までは融資を回収することができません。
そのため当座貸越は利用者にとっては利便性が高い融資ですが、貸す側の銀行としてはいつでも融資に応じる必要があり、かつ期限までは融資が回収できないことから証書貸付に比べると危険が高い融資となります。
そのため当座貸越は本当は対応したくないというのが銀行の本音です。

当座貸越は対応をしたくないというのが銀行の本音

証書貸付と当座貸越の違いのまとめ

以上、証書貸付と当座貸越の違いについてまとめますと次のようになります。

まとめ

・証書貸付は長期融資。当座貸越は短期融資。
・証書貸付は返済をするだけ。当座貸越は極度額の範囲内で追加利用ができる。
・証書貸付は分割返済。当座貸越は期限一括返済。

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