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個人の借金

住宅ローンが通らないケース 転職

住宅ローンの審査が通らないケースはさまざまですが、よくある原因の1つに転職があります。
もっとも転職しても住宅ローンの審査には影響がない場合もあります。
住宅ローンの審査が通らない転職と影響がない転職について説明をします。

転職が住宅ローン審査に影響を与える理由

住宅ローンというのは借入期間が20年とか35年とかとにかく期間が長いローンです。
住宅ローンを利用する個人からすると借入期間が長いということはそれだけ毎月の返済負担が少なくなり、ローンの返済負担が軽減できるメリットがあります。
一方で住宅ローンを貸す銀行としては超長期のローンですから途中で返済が滞る可能性もあり懸念する側面があります。
そのため銀行としては最後まできちんと返済ができるように借りる個人の収入の安定性を特に求めています。
この点において一般的に転職というのは収入の安定性にどうしてもマイナスの懸念をもっています。
就職してからずっと1つの会社に勤務している人に比べて、どうしても転職をしていると収入の安定性に懸念を持ってしまうのです。

住宅ローンの審査に影響しない転職

もっとも転職がすべて住宅ローンの審査にマイナスとなり住宅ローンが通らない原因とは言えません。
住宅ローンの審査には影響せずに住宅ローンが通る転職というものもあるのです。
その代表的なものは同業の別の会社に転職をした場合です。
例えばAさんはある車の販売会社に勤務をしていたとします。
就職してからずっと同じ販売会社に勤務をしていたのですが、1年前に別の車の販売会社に転職をしました。
このような転職は一般的に住宅ローンの審査にはマイナスの影響を与えません。
同じ職種での転職ですから、転職先での仕事にはそれほど影響はしないはずです。
以前の販売会社で培ったキャリアも十分に活かせることができるでしょう。
こういった転職は住宅ローンの審査にはマイナスとはならないのです。

住宅ローンの審査に影響する転職

これに対して住宅ローンの審査にマイナスの影響を与えて住宅ローンが通らない転職とはどのようなものでしょうか。
代表的なもので説明します。
さきほどのAさんですが、以前からラーメンが好きでこの度思い切って車の販売会社を退職し、ラーメン店を営むこととなりました。
さてこのような転職の場合には収入の安定性の観点ではどうでしょうか。
車の販売会社に勤務をしている方が収入の安定性は高いと考えるのが自然でしょう。
もっともラーメン店の事業が失敗するとは言っていません。
しかし収入がどちらが安定していると客観的に考えられるかと言えば、やはり車の販売会社に勤務している時ではないでしょうか。
また車の販売とラーメン店とは業種がまったく異なります。
車の販売会社で培った接客態度はラーメン店では十分に通用するとは思いますが、それだけでラーメン店が成功するわけではありません。
販売会社での勤務経験がラーメン店でも十分に活かせるとは考えにくいのではないでしょうか。
このような転職のケースは住宅ローンの審査にマイナスの影響を与えて住宅ローンが通らない原因になってしまうのです。

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