昨日がカードローンの返済日であったのに、うっかり銀行口座に入金をするのを忘れていた・・・。
延滞した事実を消すことはできませんがその傷を悪化させないことが最優先に必要なことです。
返済に遅れて延滞した場合に最善の方法をご案内します。
目次
延滞した場合の影響
延滞した場合の正しい対応方法を理解するうえでまずは延滞という事実の影響を正しく理解する必要があります。
延滞の影響その1 その人はお金に困っていると考える
まず延滞というのは理由の如何を問わずカードローン会社やクレジットカード会社、消費者金融会社においてはその人がお金に苦しんでいると考えます。
本当に忙しくて銀行口座に入金する時間がなくて気が付いたら返済の翌日になってしまっていた。
手元に返済するお金はあるから別に返済に困っていたからではないが、とにかく時間がなくて銀行口座に入金することが出来なかった。
しかしカードローン会社などは「忙しかったのだからしょうがない」とは考えてくれません。
銀行もそうですからおよそお金を貸している金融会社というのは保守的というかネガティブに事実を考える特徴があります。
個々の事情があることは理解をしていますが、いちいち個々の事情を勘案する業務的な余裕もありません。
とにかく延滞が発生すればその人はお金に困っていて黄信号だと考えるのです。
これが現実です。
そして会社によって対応は異なりますが、たった1日の延滞でも利用停止になってしまうとか、あるいは利用限度額が引き下げられてしまうなどのペナルティを受ける可能性が出てきます。
延滞の影響その2 他の借金に影響する
私たち個人の信用状態、つまり借金の有無やその利用状況、返済状況は個人信用情報機関というところにその情報が登録されています。
そしてその個人信用情報は加盟している金融会社はその情報を見ることが出来ます。
また加盟している金融会社は自社の取引状況を個人信用情報機関に提供する義務があります。
したがって返済日に支払がなかったことも確実に個人信用情報機関に登録がされてしまいます。
個人信用情報機関に登録がされてしまうということは、延滞をしなかった他のカードローン会社やクレジットカード会社などにも知れてしまうということです。
例えばカードローンの支払を忘れてしまったとします。
その場合、そのカードローン会社との取引においてカードローンの利用限度額が減額されてしまうのはやむを得ない側面もあるでしょう。
しかし個人信用情報機関を通して他の金融会社にも広く延滞の事実が知れ渡ることにより、延滞をしてしまったカードローン以外のクレジットカードとかそのようなものも利用が停止されるなどといった影響が出る可能性があります。
延滞した場合の正しい対応方法
延滞をしてしまった事実は消すことが出来ませんから、その後の対応方法で大切なことは延滞という傷口を広げないことです。
まずは早期に延滞解消
まずは手元に返済できるお金があるのであれば直ちに返済をしましょう。
多くの場合は引落口座に設定している銀行口座に入金をしておけば自動的に引き落としがかかって延滞が解消されます。
自動的に引き落としがされない場合には連絡をしてどのようにすれば良いのかを問い合わせて対応をしましょう。
延滞を繰り返さない
延滞を解消した上で大切なことはそれ以降はきちんと支払日に間に合うように入金をしておくことです。
つまりそれ以降は二度と延滞を発生させないことです。
1年に1回だけ延滞が発生した場合、さすがの金融会社も「たまたま入金が遅れたのだな」と考えてくれるものです。
しかし1回ではなく数回延滞が発生すると「この人はお金に苦しんでいる。要注意だ」と断定されます。
そして早期に利用停止や利用限度額の引き下げなどのペナルティが課せられるようになります。
支払が苦しいことを相談する
延滞の理由がたまたま入金するのを忘れた、入金する時間がなかったからではなく、本源的にお金がなくて支払が苦しい場合にはその利用先に相談をしましょう。
多くの会社では専門も相談窓口が設置されていますから、そこに相談をしましょう。
真摯に対応をしてくれるはずです。