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銀行の本音 資金繰り

返済条件の緩和(リスケ)をすると後で銀行にうるさく言われますか?

銀行融資の返済額を少なくすることを返済条件緩和(リスケ)と言いますが、資金繰り難の時は有効な手段です。
ところで返済条件緩和(リスケ)を行うと後から銀行からうるさく言われてしまうのでしょうか。
銀行側の本音を含めて説明をします。

返済条件緩和(リスケ)の銀行への影響

まず返済条件緩和(リスケ)が銀行自身に与える影響について説明をしておきます。
銀行は融資先の信用度に応じて一定の貸倒コストを計上しています。
当然のことながら財務内容が良好で信用度が高い先への融資は低い貸倒コストで済みます。
これに対して財務内容が良くなく信用度が低い先への融資には高い貸倒コストを計上しています。
将来の貸倒に備えて一定のコストを予め計上しておくということです。
コストですから銀行自身の決算に影響します。
高い貸倒コストを計上するとなるとそれだけ銀行自身の財務内容が悪化します。
返済条件緩和(リスケ)を行った場合、その融資は回収に大きな懸念が持たれる状況になります。
そのため返済条件緩和(リスケ)を行った融資には高い貸倒コストを計上する必要が銀行に発生します。

返済条件緩和(リスケ)に対する銀行の本音

返済条件緩和(リスケ)は間接的にせよ融資先の資金繰りを支援して事業継続を後押しする政策です。
したがって資金繰りに苦しんでいる融資先から返済条件緩和(リスケ)の相談があれば基本的に銀行は真摯に相談に乗ります。
「当初の条件通りに返済してもらわないと困る」などと門前払いの対応をすることは決してありません。

あなたがお金を貸しているとして

銀行のことはとりあえず横に置いておいて、あなたが知人にお金を貸しているとします。
毎月2万円ずつ返してもらっていましたが、ある日その知人から来月からは毎月5千円ずつの返済にしてほしいと頼まれたとします。
そうなった場合、あなたは「どうしたんだろう?」「大丈夫なのか?」「ちゃんと最後まで返してもらえるだろうか?」などと心配すると思います。
そしてその知人に「どうしたのか?」「大丈夫なのか?」などと聞く、あるいは聞きたくなると思います。
銀行もお金を貸しているあなたと同じです。
ましてや銀行は自分のお金を貸しているわけではありません。
融資しているお金の多くは預金者から預かっているものです。
他人のお金を貸しているのです。
他人のお金を貸しているのですから自分のお金を貸している以上に、融資したお金の回収に神経を使うのです。

銀行はなるべく返済条件緩和(リスケ)の融資を減らしたい

返済条件緩和(リスケ)は通常、6ヶ月など一定の期限を切って対応をします。
6ヶ月毎に融資先の状況を確認してまだ返済条件緩和(リスケ)が必要なのか、返済額を増額することはできないのかを検討します。
冒頭で説明した貸倒コストは融資額に応じて計上をします。
返済条件緩和(リスケ)をしている融資債権は銀行としては回収に大きな懸念がある融資ですから多くの貸倒コストを計上しなければなりません。
そのためなるべく返済条件緩和(リスケ)をしている融資を少なくしたい気持ちを銀行は持っています。
したがって少なくとも6ヶ月毎に融資先の状況を検証して返済額を増やすことはできないのかを検討するのが銀行の本音です。
そのために返済条件緩和(リスケ)を行うと銀行からうるさく言われることはないにしても、定期的な業績や資金繰りの報告を求められることになります。

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