住宅ローンの申し込みで夫の悩みで時々あるのが「住宅ローンを申し込むと妻に内緒の借金がバレるのではないか?」というものです。
さて実態はどうなのでしょうか?
住宅ローンの申し込みで妻に内緒の借金がバレるかどうかについて融資担当の銀行員が説明をします。
目次
住宅ローンの審査項目一覧
この図は実際に銀行で行われている住宅ローンの審査項目を一覧にしたものです。
他に借金があるのかどうかの調査
上記の住宅ローンの審査項目の一覧の中に10で他社借入状況という項目があります。
これは住宅ローンを申し込んだ夫の個人信用情報を調査して他に借金があるかどうかを調べます。
もちろん、他の借金があればその返済がきちんと行われているかどうか、延滞などが発生していないかどうかも調査をします。
つまり妻に内緒の借金があれば住宅ローンの審査において少なくとも銀行は知ることとなります。
妻に内緒の借金の存在は住宅ローンの審査でわかる
銀行は妻に話すのか?
妻に内緒の借金があった場合、その事実を知った銀行が妻にその事実を話すのかどうかです。
妻に内緒の借金があったとしても、その事実を知った銀行が妻に話さないのであれば、妻に内緒の借金は妻にはバレません。
銀行は妻に内緒の借金の存在を妻に話すのでしょうか?
原則として銀行は妻には話さない
夫婦と言えどもローンの世界ではまったくの別人扱いです。
夫の住宅ローンの審査においては妻との収入合算で住宅ローンを申し込むなど特別なことがない限り、妻は夫の住宅ローンに関して審査の対象にはなりません。
あくまでも住宅ローンの審査の対象は夫だけです。
つまり夫の住宅ローンの審査において妻は関係がないのです。
この裏返しで銀行は夫に妻に内緒の借金があることを妻に話すことはありません。
基本的に銀行が妻に内緒の借金があることを妻に話すことはない
悩ましいケース
ところで住宅ローンの申し込みにおいては夫婦同伴で銀行を訪れることがよくあります。
銀行の住宅ローン担当者と面談をするのも夫婦同伴ということになります。
夫婦同伴であれば銀行員との会話が当然、妻にも聞こえることとなります。
他の借金があっても住宅ローン審査に問題がなければ話さない
他に借金があるからといってそれが直ちに住宅ローンの審査に通らないことにはなりません。
他の借金があることを前提にして住宅ローンの審査は行われます。
その結果、申し込み通りで住宅ローンが通ればわざわざ銀行員が妻に内緒の借金があることを口に出すことはありません。
住宅ローンの審査に問題がなければそもそも妻に内緒の借金があることを銀行が口に出すことはない
他の借金が理由で住宅ローンが通らない場合
他の借金の存在により住宅ローンの審査基準の1つである返済比率がオーバーしてしまい、住宅ローンの審査が通らない場合が悩ましいケースです。
銀行は夫に他の借金の存在が住宅ローンの審査にネックとなっていることを説明するでしょう。
その時に夫婦同伴で銀行を訪れていれば、自然に妻に内緒の借金があることを妻の耳に入ってしまうことでしょう。
妻に内緒の借金があることをあらかじめ銀行に伝えておく
妻に内緒の借金があることを妻にバレることがまずい場合には、あらかじめ銀行にその旨を伝えておいてください。
そうすれば銀行も配慮を行いますから、妻がいる場所で夫に妻に内緒の借金があることを話すことは差し控えます。
銀行にあらかじめ妻に内緒の借金があることを伝えておくことが最善
住宅ローンの申し込みで妻に内緒の借金がバレる?のまとめ
以上、住宅ローンの申し込みで妻に内緒の借金があることがバレるかどうかについてまとめますと次のようになります。
まとめ
・もっとも原則として銀行は妻に内緒の借金があることを妻に伝えることはしない
・ただし夫婦同伴で銀行を訪れれば妻の耳に入る可能性が高い
・あらかじめ銀行に妻に内緒の借金があることを伝えておくことが賢明