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銀行融資の基本 融資審査マンの見方

銀行融資審査マニュアル3 実態把握の概略

銀行融資の審査の基本は決算書による信用力の判断ですが、単に顧客から提出された決算書の数字を分析しているわけではありません。
決算書をスタートして融資先の実態把握を行ったうえで融資審査を行っています。
銀行が行っている企業実態把握とはどのようなものか、その概略を説明します。

銀行融資審査の流れ

次の図は銀行での融資審査の流れを示したものです。
融資審査の流れ
融資審査の目的は融資先がきちんと返済出来るかどうか、つまり返済能力の分析ですがその前提として融資先の実態把握を行っています。
この実態把握を正しく行ってこそ返済ができるかどうかの審査の目的を達成することができるのです。
最初の「何をしている会社か」「業績はどうか?」の部分で融資先の実態把握を行っています。

実態把握の内容

では具体的に銀行は融資先の実態把握をどのように行っているのでしょうか。
銀行融資の審査という立場から融資先の実態を見る場合には、企業を「ヒト」「モノ」「カネ」の3つの分野に分けて捉えています。

実態の把握 ヒトとは

ヒトとはずばり経営者です。
もちろんその融資先に勤務する従業員も重要な要素であることは間違いありませんが、何といっても業績は経営者に依るところが大です。
特に中小企業の場合には「企業=経営者」であると言えます。
銀行融資の審査ではこの経営者の資質も重要な審査項目なのです。

実態の把握 モノとは

モノとはその融資先の取扱製品、サービス内容です。
銀行融資の審査においては融資先が何をやっているところなのか、つまり事業内容を把握することは審査の第一歩です。
事業内容によって景気の影響を受けやすい体質も異なってきますし、その融資先の将来性にも大きな影響を与えます。

実態の把握 「カネ」とは

「カネ」とは財務内容です。
財務内容の良し悪しが銀行融資の返済能力に大きく影響してきます。
銀行融資審査の最大のポイントは「貸したお金が返ってくるか?」という点ですが、その判断基準が財務内容なのです。
したがって銀行融資の審査においては財務内容の審査、つまり財務分析にもっとも時間を割くのです。
また融資先から提出された決算書もそのままの数字を銀行は鵜呑みにしているわけではありません。
決算書に記載された数字を銀行は査定を行い、実態の財務内容を把握するように銀行は注力をしています。
例えば売掛債権の中に回収不能なものが含まれていればそれを控除しています。
同じように在庫の中に不良化しているものがあれば、それも控除しています。
また有価証券を保有の場合、それを時価に引き直しています。
このように決算書に記載されている数字を実態のものに引き直して真の財務内容を把握するようにしているのです。

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