銀行融資の基本 資金繰り

銀行融資返済条件変更(リスケ)の手引き 返済が苦しくなった理由と今後の見込みを説明する

返済額を軽減する返済条件変更(リスケ)は資金繰りを維持して事業を継続するために有効な手段です。
返済条件変更(リスケ)には銀行の同意が必要ですが何を説明すれば良いのかわからないこともあると思います。
返済条件変更(リスケ)を銀行の相談する際に必ず説明したい2つの項目を案内します。

最初に説明する事柄

まずは返済が苦しくなった理由説明

返済条件変更(リスケ)においては返済が苦しくなった理由をまず説明しましょう。
売上の減少が大きな理由だと思いますがただ単に売上が減少したからだけではなく、その要因を少しでも良いので説明をしましょう。
世の中の景気全体の低迷に伴うことから、ある特定の販売先とのトラブルが要因などいろいろとあるはずです。
売上減少の要因にも触れながら資金繰りが悪化してしまった事情を説明しましょう。

今後の見通しを説明

そして今後の見通しを説明することが必要です。
この今後の見通しの説明のところですが、銀行に良い姿を見せようとV字回復というかバラ色の見通しを説明される会社等があります。
しかし銀行はV字回復、バラ色の今後の見通しを期待はしていません。
もちろんV字回復すれば良いのですが、現実はそう簡単ではないと思います。
銀行としてもV字回復、バラ色の説明をそのまま鵜呑みすることはできませんし、しません。
それよりも少しずつでも良いので業績が改善し資金繰りが改善していく具体的で実現可能性が高い施策の説明を求めています。
その方が具体性がありますし、銀行としても理解がしやすいのです。
また今後の見通しの説明においては言葉だけではなく数字での説明も必要です。
ただ今後の業績改善に向けた対策を言葉だけで述べても、それだけで銀行は納得はしません。
その言葉を数字におきかえてどのように今後の業績が改善していくのかの説明がほしいところです。

まとめ

返済条件変更(リスケ)は銀行にとっても痛手です。
なぜなら返済条件変更(リスケ)となった融資は貸倒コストを今まで以上に積む必要があるからです。
ですからなるべくなら対応したくないというのが銀行の本音です。
しかしそのままでは融資先の資金繰りが回らなくなり、最悪資金繰り破綻を起こしかねません。
これは銀行にとっても本末転倒のことです。
したがって返済条件変更(リスケ)の相談をせざるを得なくなった事業の説明と今後の見通しの説明が必要なのです。
銀行も決して返済条件変更(リスケ)の相談をはねつけたりするような対応はしません。
事業がわかれば銀行も親身になっていろいろと相談に乗ってくれます。
安心して銀行に返済条件変更(リスケ)の相談をしてください。

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