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銀行融資の基本 融資審査マンの見方

飲食店の開業資金の融資審査ポイント

会社もしくは個人事業主を問わず飲食店の開業資金の融資申し込みはたくさんあります。
いきなり銀行に開業資金の融資相談も良いのですが、やはりポイントを踏まえて準備をしたうえで開業資金の融資相談の臨みたいところです。
飲食店の開業資金の融資審査のポイントについて融資担当の銀行員が説明をします。

飲食店の開業資金の融資相談に欠かせない4つのポイント

飲食店の開業資金の融資相談において欠かせないポイントを説明します。
いずれも開業資金の融資を審査する銀行が注目するポイントです。

4つのポイント

・飲食業に関する今までの経験の有無
・開業資金の資金計画
・飲食店の立地場所
・収支計画

飲食業に関する今までの経験の有無

飲食店に限ったことではありませんが、開業資金の融資審査においては今までの同じ業界での経験の有無を銀行は必ず気にします。
飲食店を含めてどのような事業でも専門的な知識や技術等が必要のはずです。
まったく未経験でも飲食店を開業することはできるかもしれませんが、しっかりと経営を行って開業資金の融資を返済していかなければなりません。
総じて未経験者からの開業資金の融資の申し込みには銀行は懐疑的な見方をします。
飲食店で勤務していた経験を生かした開業であれば銀行の安心感はまったく異なってきます。
そのため飲食店の開業資金の融資申し込みにおいて今まで飲食店での経験があれば、それを銀行に積極的にアピールしてください。

飲食店での経験は開業資金の融資申し込みに大きなプラスとなる

開業資金の資金計画

飲食店を開業するには次のような資金が必要となります。

飲食店の開業に必要となる資金

・飲食店の保証金
・店舗の内装・外装工事必要
・飲食店の設備(厨房設備など)
・飲食店の備品(テーブルや椅子など)
・当面の運転資金(材料の仕入資金や従業員の人件費など)

これらの費用を項目別にいくら必要なのかを整理してください。
そして飲食店の開業に必要となる資金の合計額をどのように調達するのか、その資金計画を整理してください。
資金計画とは必要額の合計に対して、自己資金でいくら、開業資金の融資でいくらということです。

飲食店の立地場所

飲食店の業績はもちろん「味」が重要ですが、やはり立地場所は大きく飲食店の業績に影響してきます。
駅前の人通りが多い場所と住宅地ではどうしても飲食店の業績に大きな差が出てきます。
よくテレビなどで住宅地の中の人気店などと紹介されることがありますが、それは特異な例だと考えてください。
開業資金の融資を審査する銀行は味はわかりません。
客観的な材料として人通りなどで判断せざるを得ません。

収支計画

開業資金の審査の中心は収支計画です。
収支計画の妥当性により開業資金の融資の返済可能性が判断され、審査に大きく影響します。
収支計画においてもっとも大切なことは妥当性のある保守的な計画であることです。
希望的観測に基づくバラ色の収支計画で開業資金の融資がきちんと返済できると主張しても銀行がそれを信用することはありません。
バラ色よりもむしろ保守的な収支計画の方を銀行は好みます。
仮にバラ色の収支計画を銀行に提出しても、銀行がそれを鵜呑みにすることはなく売上を計画の7割や8割程度に抑制して収支計画を修正し、そのうえで開業資金の融資が返済可能かどうかを判断しています。

収支計画は具体的で保守的な内容にする。バラ色の収支計画は逆効果。

飲食店の開業資金の特徴

飲食店の開業資金に限ったものではありませんが、開業資金は当たり前のことですが今までの実績がありません。
今後の業績を想像して銀行は開業資金の融資可否を判断することとなります。
しかし現実的に今までの実績がない状態で将来を予測することは不可能です。
そのため開業資金の融資はその返済可能性がとても不安なものとなります。

飲食店の開業資金の融資は信用保証協会の保証付融資

返済可能性が不安であれば銀行は開業資金の融資に踏み切ることができません。
その不安を担保する意味で飲食店を含めておよそ開業資金の融資は信用保証協会の保証付融資となります。
信用保証協会とは中小企業や個人事業主が銀行から融資を受ける際に一種の保証人になってくれる公的機関です。
銀行としても公的機関が融資の保証人になってくれるのであれば、安心して開業資金の融資を実行することができます。
そのため飲食店を含めて開業資金の融資はほど100%信用保証協会の保証付融資になると考えてください。

信用保証協会を利用するには

ところでこの信用保証協会の利用ですが、銀行とは別に信用保証協会に出向いて申し込み手続きを行う必要はありません。
開業資金の融資を受けようとする銀行経由で信用保証協会に保証の利用申し込みを行います。
申込書類の記入方法等は銀行がきちんと案内をしてくれますから心配は要りません。

開業資金の融資は審査に時間がかかる

開業資金の融資は信用保証協会の保証付融資となることから、審査は銀行と信用保証協会の双方で行います。
そして開業資金の特徴として銀行や信用保証協会にとっては初めてのお客となることが多いです。
そのため審査は慎重に行われます。
したがって開業資金の融資は審査に時間がかかります。
1ヶ月では無理で申し込みから融資実行まで2ヶ月程度の時間を要します。
開業資金の融資申し込みを時間の余裕をもって行ってください。

開業資金の融資審査は時間がかかる

飲食店の開業資金の融資審査ポイントのまとめ

以上、飲食店の開業資金の融資審査についてまとめますと次のようになります。

まとめ

・飲食店の開業資金の融資審査のポイントは①飲食業に関する今までの経験の有無②開業資金の資金計画③飲食店の立地場所④収支計画
・飲食店の開業資金は信用保証協会保証付融資
・飲食店の開業資金の融資審査は時間がかかる

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