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銀行融資の基本 銀行の本音

融資を受けるコツ どうやって返済していくのか

融資を行う銀行の最大の関心事は融資した資金が返ってくるかどうか、つまり債務者がきちんと返済ができるかどうかです。
融資を受けるコツとして今回はどうやって返済をしていくのか、その説明が大事だというテーマです。

ある歯科医師の事例

ある日、独立開業を計画している歯科医師の人から設備資金融資を受けるために相談を受けました。
開業場所の説明や、クリニックの設備投資の計画などを熱心に説明されました。
しかしこの計画はあくまで過大でした。
内装が相当に華美でそのため費用が増加。
あまりにも設備投資額が大きすぎる一方で、自己資金は十分ではないため、設備投資額の大半を融資を受けて賄うという計画です。
開業後の収入計画の説明もありましたが、客観的に無理筋の計画でした。
また歯科医師から提出された事業計画にはさきほどの設備投資計画と開業後の収入計画のみで、それで融資が返済できるのかどうかという返済計画がありません。
もっともこの無理筋の収入計画でも融資の返済は難しい水準でした。

銀行員の関心は返済出来るかどうか

独立開業にあたり融資を受けることは大切なことですが、それと同水準に大切なことは返済ができるのどうかということです。
当たり前のことですが銀行融資は返済しなければなりません。
しかし融資を受ける申し込みの際に、この「どうやって返済していくのか」の視点が見えないお客さんがいます。
融資を受けることだけに執着されてただ貸してくれと目先の資金繰り確保のことばかり言われても銀行員は困ってしまいます。
銀行融資の業務はただ融資を行うだけではなく、最後まで回収して初めて融資業務が完結します。
銀行融資の稟議でもどのようにして返済するのか、つまりお客の返済能力の審査が中心となります。
業績が順調であれば銀行もそれほど返済能力には注意を払いません。
しかし赤字であるなど業績面に不安がある場合、それは返済能力不足に直結しますから「ただ貸してくれ」では通らないのです。
したがって融資を受けるには「どうやって返済していくのか」の説明をしなければなりません。
つまり銀行に「きちんと返せる」ということを理解させる必要があるのです。

担保があるからではだめ

もっとも融資を受けるにあたって「担保があるから最終的には迷惑はかけない」ではだめです。
担保による回収はあくまでも最後の非常手段です。
融資の返済の基本は日々の事業によって得られる収入の中から行われるべきものです。
毎月おおよそこれくらいの収入がある、そして仕入れや給料など毎月の支出はこれくらいある、その結果このくらい残る、だから返せるということを数字で示すことが有効です。
言葉ではなく数字で示すことが銀行融資には有効なのです。
資金繰り表にて説明することがもっとも効果的です。

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