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銀行融資の基本 融資審査マンの見方 資金繰り

2期連続赤字で融資は受けられますか?

2期連続赤字になった場合、銀行からの融資は受けられるかどうか・・・。
2期連続赤字に対する銀行の見方と融資への考え方について説明をします。

赤字に対する銀行の受け止め方

赤字
これは単純ではありますが赤字に対して融資担当の銀行員が抱く一般的な受け止め方です。
銀行の融資業務はただ融資を実行するだけではなく、最後まで融資を回収することでようやく融資業務が完結します。
赤字ということはこれを現金ベースで考えると入ってくるお金よりも出ていったお金の方が多いということです。
融資の返済は入ってくるお金から出ていったお金を差し引いて残ったお金により返済が可能となるのが理屈です。
赤字ということは手元にお金が残らないわけですから、到底融資の返済までは手が届かないということになります。
銀行からするととにかく融資は返済をしてもらわなければならないわけですから、赤字先に対して、つまり返済に懸念にある先に融資を行うことは将来の焦げ付き融資を増加させることになります。
そのため赤字先に対しては銀行の融資姿勢は厳しくなるのが原則です。

2期連続赤字に対する銀行の動き

では2期連続赤字に至った場合、銀行はどのような動きをするのかを説明します。

与信方針の見直し検討

銀行では融資先に対して個別の与信方針、つまり融資方針を定めています。
与信方針は次の4つです。

・積極対応方針
・業況注視方針
・保全強化方針
・回収方針

この4つの方針でさらに細かく細分化をしているのですが、大きな方針としてはこの4つの与信方針です。
積極対応方針は文字通り、融資先の資金需要に対して積極的に融資に応じていくという方針です。
業況注視方針は融資をしないというわけではありませんが、業況の実態把握に努めて慎重に融資可否を判断する方針です。
保全強化方針というのは原則として融資は行いませんが、融資先の資金繰りの維持のために最低限の融資支援は行う可能性があります。
しかし最優先項目は保全の強化、つまり担保の徴求による万が一の場合の備えを優先するという方針です。
そして最後の回収方針というのは文字通り、融資の回収に専念する方針です。
追加融資という考えはもう銀行にはありません。

2期連続赤字で与信方針見直し

仮に今までの与信方針が積極対応方針であった場合、2期連続赤字になれば間違いなく与信方針は業況注視方針以下に引き下げます。
業況注視方針とするのか、保全強化方針以下とするのかは今後の業績見通しによって変わってきます。

2期連続赤字先に対する融資の可能性

2期連続赤字となったことを踏まえて、基本的に銀行は身構えるわけですが、この先どうなるのか、つまり今後の業績の見通しがどうなのかに最大の関心を持ちます。
そして今後の業績が回復する具体的な見通しがあるのであれば、追加融資により資金繰りを支えるという選択肢もあります。
一方で今後の厳しい業績が続き、早期の黒字転換が難しいと考えられるのであれば、追加融資はせずに例えば返済条件緩和というリスケにより資金繰りを支えるという方針になる可能性が出てきます。

2期連続赤字で大切なこと

2期連続赤字の場合で、大切なことは銀行に赤字の原因をきちんと伝えることです。
加えて今後の対策もきちんと伝えることです。
赤字が続いている状態は資金繰りも厳しいはずです。
資金繰りがショートすれば、その時点で事業は破綻してしまいます。
赤字の原因と今後の対策を銀行に説明し、銀行の理解を得て、さらに銀行を味方にすることで資金繰りの確保を最優先にすることが大切なことです。

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