赤字は過去の膿を出しただけ

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前期決算が大幅な赤字の会社より今回融資の相談を受けた。
この会社は前期決算の大幅な赤字計上により、いわゆる債務超過の状態になってしまっている。
会社の社長より赤字の要因を確認したところ、過去に費用計上すべきものについて長年費用計上せずに資産として計上していた。
前期はその長年の費用分を処理したために大幅赤字決算となった。
あくまでも過去の分であり、前期そのものを見れば十分に黒字であった。
つまり前期決算が赤字であるのはあくまでも過去の負の資産を整理したからであり、実質的には黒字であるので、融資の検討は可能であろうというものである。

しかし銀行はそうは考えない。
大きく2つの問題点がある。
まず1つめは債務超過ということはこの会社は少なくとも設立から現在に至るまではトータルで赤字であったということである。
簡単に言えば赤字体質の会社であるということである。
債務超過という現実は重たく、銀行融資の観点からは要注意の先柄である。
赤字体質の会社に融資をしても、その融資が返済される可能性に疑問符がつくからである。

2つめは過去の負の資産を整理したからというが、そもそも決算は毎期毎期の収益と費用を正確に計上すべきものである。
つまり過去の決算は赤字であったものを費用計上を見送るという操作を行って、黒字に見せかけてきたということである。
決算書の信頼性に大きな疑問をつく事柄である。
銀行は決算書が正しいものと信じて融資の審査を行っている。
その検討の土台となる決算書の信頼性がないのであれば、とても銀行融資の検討など出来ない。

銀行は融資の審査にあたってはその会社の足許の業績だけを見ているのではない。
過去から現在までの体質を検討したうえで、融資の可否を決定している。



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