社会保険料が払えるんなら借入なんか相談しないよ

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先日、ある会社の社長より融資の相談を受けました。
決算書を見る限り黒字決算であり売上も前期比横ばいながらもまずますの水準でした。
これだけ見れば融資は十分に検討可能な状態でした。
しかし決算書を細かく見てみると多額の未払費用の計上がありました。
その内容について社長に聞いてみると従業員の厚生年金保険料などの社会保険料や源泉所得税がほぼ1年分未納の状態であることがわかりました。
このことについて社長に確認したところ、「資金繰りが厳しいから運転資金に使ってしまい、積もり積もってこれだけの未納になってしまった」とのこと。
このような状態では銀行としては融資は困難なことを伝えると「資金繰りに困っているから止む無く未納になってしまっている。それを助けるのが銀行でしょ。うちだって好きで社会保険料は払っていないわけではない。融資を貸してもらって未納分を完納し早くすっきりしたいよ」との反応が返ってきた。





社会保険料が未納状態であると銀行として融資は出来ない理由は大きく2つあります。
1つは資金繰りが厳しいことの如実に物語っているということです。
社会保険料が払えないのは今回の会社のように資金繰りがひっ迫しているからです。
銀行融資は当然ながら返済してもらわなければなりません。
きちんと返済してもらうには資金繰りが安定していることが最低条件です。
しかし社会保険料が払えないほど資金繰りがひっ迫している状態では融資の返済が滞ってしまう可能性大です。
とても融資を検討することは出来ません。
2つめは社会保険料や税金の納付は法人としての法的な義務です。
その義務を果たしていない会社に銀行は社会的側面から融資をすることが出来ません。
法的な義務をきちんと果たしている状態ではじめて銀行は資金繰りの安定のために融資を検討することが出来ます。





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