当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

銀行融資の基本

最初の融資が残っていると二度目の融資は受けることはできませんか?

銀行から融資を受けて事業を行っているが、まだ最初の融資が残っている状態で資金繰り面から再び二度目の融資を受けたいと思うことがあると思います。
最初の融資が残っていると二度目の融資は難しいのかどうか、実態面から説明をします。

二度目の融資に関する質問

衣服販売の店舗運営を行っている者です。
店舗の開業時に当面の運営資金として銀行から運転資金の融資を利用しました。
返済はしていますが、まだ最初の融資は残っています。
ただし最近、手元資金が減ってきましたので二度目の融資を受けたいと考えています。
最初の融資が残っていると二度目の融資を受けることは難しいのでしょうか。
仮に二度目の融資を受けることができるとして、返済は最初の融資とは別に行う必要があるのでしょうか。
最初の融資と合計で今と同じ返済額で可能なのでしょうか。

返済できるかどうかがポイント

最初の融資が残っていても二度目の融資を受けることはできます。
最初の融資を完済しない限り、二度目の、つまり次の融資が受けられないということではありません。
ポイントとなるのは最初の融資に加えて二度目の融資もきちんと返済ができる能力があるかどうかです。
銀行としては返済能力があり融資の必要性があるのであれば、最初の融資や二度目の融資に関わらず融資を行います。
ただし融資ですから返済をする必要があります。
したがって最初の融資の返済は問題ないが、二度目の融資の返済までは難しいのではないかと銀行が考えると二度目の融資を受けるのは難しくなってしまいます。

最初の融資に加えて二度目の融資の返済ができるかどうかが判断のポイント

複数の融資の受け方

さて質問の中に、

返済額について

仮に二度目の融資を受けることができるとして、返済は最初の融資とは別に行う必要があるのでしょうか。
最初の融資と合計で今と同じ返済額で可能なのでしょうか。

とあります。
基本的に融資の返済額は融資の件数に比例して増加します。
融資の返済はそれぞれの融資毎に行う必要があるからです。
しかしこれでは融資の件数が多くなるほど返済負担が増加していくことになり資金繰りを圧迫する懸念が出てきます。

運転資金であれば融資をまとめることも可能

銀行の融資の資金使途は大きく運転資金と設備資金の2つに大別することができます。
このうち運転資金については複数の融資をまとめることを銀行に相談することができます。
今回の質問の例ですと最初の融資があり、二度目の融資を受ける際にそのままですと融資の件数が2件となります。
これを最初の融資を増額することにより実質的には二度目の融資を受けることができれば融資の件数は1件のままです。
融資の件数を1件にしておけば、その後の返済負担は2件にするよりかは少なくすることができます。

運転資金の融資であれば複数の融資をまとめて返済負担を軽減することができる

設備資金はまとめることができない

なお運転資金と設備資金、あるいは設備資金と設備資金を1つにまとめることはできません。
設備資金というのは設備投資を行うために必要となる資金を融資の対象としていますが、設備資金融資の返済はその設備投資により生み出される収益により返済をしていくという理屈があります。
設備資金は融資が特定に設備投資に紐ついている状態ですので、設備資金と設備資金の2つの融資をまとめることはできません。
また運転資金と設備資金はそもそも資金使途が異なりますから、やはり1つにまとめることはできません。

設備資金の融資はまとめることはできない

最初の融資が残っていると二度目の融資は受けることはできませんか?のまとめ

以上、最初の融資が残っている状態で二度目の融資を受けることができるかどうかについてまとめますと次のようになります。

まとめ

・返済能力が認められれば最初の融資が残っていても二度目の融資を受けることはできる
・運転資金の融資はまとめることができるので、まとめることにより返済負担を抑えることができる

当サイトが確認済の事業資金融資です(PR)



1.中小企業・個人事業主向け事業資金
大手会社系列の安心できる事業資金融資です。
中小企業や個人事業主を対象とし、原則来店不要です。
多くの事業者の方が利用されています。

2.融資枠型ビジネスローン【あんしんワイド】
GMOあおぞらネット銀行が提供するビジネスローンです。
繰り返し利用ができる融資枠(極度枠)タイプです。
運転資金やつなぎ資金に利用ができます。

3.保証人不要の事業資金
ネットで完結する事業資金融資です。

-銀行融資の基本
-