無担保与信のピーク越え

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過去にどこまで無担保与信を行なっていたか

融資判断を行うに当たっては取引先の財務状況は判断材料としてもちろんのことですが、 過去の取引先との取引経過も判断材料の1つとなります。
特に融資額を増やそうとするときにその取引先は今までどこまでの金額まで無担保与信を許容していたのかは一つのハードルとなります。
今回の融資後の融資残高は過去のピーク範囲内であるからいいだろうといった判断ニュアンスです。
逆に過去のピークを超える融資量となる場合には銀行は慎重な融資判断を行うのが一般的です。

融資がピークを超える根拠が必要

無担保与信の金額が過去水準を超えるということは銀行としてはその取引先との関係を深くするということです。
無担保与信ですからそのピークを超えるということは銀行はより大きなリスクテイクをするということです。
売上が増加して業績が堅調であれば銀行としてもより大きなリスクテイクをする、無担保与信の水準を増やすという判断がしやすいでしょう。
一方で売上は今までの横這いや低下しているのであれば、無担保与信の過去ピークを超えるということは説得力がありません。
無担保与信を増加させるどころか縮小出来ないかを銀行は検討するでしょう。

無担保与信の提案を積極的に検討するべき

銀行から無担保融資の提案があれば、当面資金の使い道がない場合でも積極的に検討をすべきだと思います。
と言いますのは、さきほども説明したように銀行は融資の審査を行う先に「過去に無担保でいくらまで貸していたか」を気にします。
別の言い方をしますと「以前はもっと貸していたからその範囲内であれば良いだろう」という融資判断が意外に多いのです。
ですから銀行との融資取引においては無担保与信の実績水準をよい大きくしておくことで、将来の資金調達のしやすさが増加するのです。



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