資金繰り

資金繰りを圧迫させる要因から理解する資金繰りを安定させる方法

事業を行っていくうえで売上を確保し利益を獲得することはもちろん重要なことですが、それ以上に大切なことは資金繰りを安定させることです。
資金繰りが安定していないと事業活動に注力することなどできませんし、資金繰りが破綻すればその時点で倒産です。
資金繰りを圧迫させる、不安定にさせる要因から資金繰りを安定させるうえで大切なことを説明します。

資金繰りを圧迫させる要因

売上不振、赤字といったことはもちろん資金繰りを圧迫する要因となりますが、ここでは売上や利益面は一旦横においてそれ以外の通常の事柄で資金繰りを圧迫する要因を説明します。

代金回収と支払のバランスが悪い

資金繰りを圧迫させる要因の1つ目は代金回収と支払のバランスが悪いということです。
例えば売上代金の回収は売上発生から3ヶ月後だとします。
一方で商品や原材料の仕入代金は仕入時に現金で仕入をしているとします。
このケースですと売上代金回収は3ヶ月後であるのに対して仕入は即時です。
このような状態が代金回収と支払のバランスが悪い状態です。
売上代金が回収されるのは3ヶ月後ですから、この3ヶ月間の間は仕入資金は別途準備をしなければなりません。
これが売上代金の回収は3ヶ月後であるものの、仕入代金の支払いは仕入から2ヶ月後であると1ヶ月分の仕入資金のみ準備をすればよい計算となります。
なるべく売上代金回収までの時間と仕入代資金の支払までの時間を近づけることで資金繰りを安定させることができます。

資金繰り安定のコツ:売上代金回収までの期間と仕入代金支払いまでの期間をなるべく近づける

売上代金回収期間の短縮化の交渉

売上代金の回収時期が短くなるほど資金繰りは必ず安定します。
そのため簡単ではありませんが販売先と代金回収時期について交渉を行いましょう。
場合によっては回収時期が長い販売先との取引を見直すことも必要でしょう。
実際に回収時期が長い販売先との取引をやめる事業者も存在します。

仕入代金の支払期間の長期化の交渉

現金仕入の仕入先があれば、買掛で仕入ができるように交渉をしましょう。
仕入代金の支払時期の長期化も間違いなく資金繰りの安定に効果があります。

在庫水準の見直し

在庫はそれが売れて初めて現金として回収することができます。
在庫のままでは決して在庫が現金化することはありません。
在庫を準備するには資金が必要であったはずですが、それが在庫のままであるとその資金が寝てしまっている状態です。
また在庫が売れるまでの期間が長いとそれだけ資金が寝ている期間も長くなりますから、資金繰りを圧迫します。
在庫の管理は簡単ではないのですが、1つの目線としては月の売上高の1ヶ月分程度が在庫の量としては適正な水準だと考えてください。
在庫の水準が月商の1ヶ月以上となっている場合には在庫の仕入れを抑制するなどして在庫水準の低下を図ってください。
在庫水準は低いほど資金繰りが安定します。
また売れ残りなどで不良化している在庫も少なからずあるでしょう。
そのままでは一銭の現金にもなりませんから、やむを得ないことではありますが低価格で販売するなどして在庫の現金化を検討してください。

資金繰り安定のコツ:在庫を減らす。目線は月商の1ヶ月分。

借入返済の負担が重い

借入の返済ももちろん支払いですから、返済額が多いと資金繰りを圧迫します。
通常、借入金の返済額は借入金の借入件数に比例して増加します。
したがって運転資金として何件も借入がある場合にはその借入を1件の運転資金にまとめるように借入先の銀行に相談をしてみてください。
借入件数が減少すれば返済負担が軽減され資金繰りの安定に効果があります。

資金繰り安定のコツ:借入件数を集約することで返済額を減らす

その他

経費削減ももちろん資金繰りの安定には効果がありますが、資産から不要なものがないかどうか一度見直しをしてください。
使っていない不動産を売却する、ほとんど利用しないゴルフ会員権やリゾート会員権を手放す、過度の保険加入を見直すといったことも資金繰りの安定に効果があります。

資金繰りの安定に関するまとめ

以上、資金繰りの安定に関することをまとめますと次のようになります。

まとめ

・売上代金回収までの期間と仕入代金の支払時期をなるべく同じ程度にする
・在庫水準を減らす。在庫水準の目安は月商の1ヶ月分。
・借入件数を減らして借入金の返済額を減らす
・不要な資産を売却し資金化を図る

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